『ドン・キホーテ』は、ロシアで活躍した作曲家レオン・ミンクスによって作曲されたバレエ音楽です。振り付けはマリウス・プティパです。
原作は、スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスの小説『ドン・キホーテ』。1605年に出版された前編と、1615年に出版された後編があります。
クラシックバレエでは、ドン・キホーテは主役ではなく、物語の端々に登場するだけの脇役的存在。物語の中心は若い男女の恋物語となっています。
書斎で騎士道物語を読みふけるドン・キホーテ。次第に現実と空想の境目がなくなり、サンチョ・パンサを従者に、物語の中に出てきたドルシネア姫に会いに旅に出ます。
第一幕
～結婚を認めない父親～
舞台はスペインの市場。床屋の息子バジルと宿屋の娘キトリの二人は恋仲。しかし、金持ちのガマーシュと結婚させたい父親は、二人の仲を許そうとしません。
町人や闘牛士達で活気づく街に突然、風変わりな風貌のドン・キホーテ一行が現れます。ドン・キホーテはキトリをドルシネア姫だと思い込んでしまいます。
第二幕
～風車へ突撃？！意識を失うドン・キホーテ～
市場の騒動の合間にバジルとキトリは駆け落ちし、ロマの宿営地に辿りつきます。二人を追いかけてドン・キホーテ達もやってきます。
やがて、ロマたちによる人形劇がはじまるが、ドン・キホーテは人形劇に登場する悪者を敵と勘違い。風車を巨大な敵だと勘違いして突撃し、意識を失います。
意識を失ったドン・キホーテは夢の中でドルシネア姫に会います。
舞台は居酒屋に戻る。どうしても結婚を認めないキトリの父に対し、バジルは狂言自殺をし、その演技に騙され父親は結婚を認めてしまいます。
第三幕
～キトリとバジルの結婚式～
キトリとバジルの結婚式が盛大に行われました。ドン・キホーテはドルシネア姫を探してまた旅に出ます。
ドン・キホーテ Don Quixote バレエ 発表会
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